| MTB |
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| 以下、1998年にオフローダー渡壁さんから寄稿頂いた内容です。
私の自転車歴予め断っておきますが、私はオフロードライダーです。かれこれ10年間、オフローダーをやっております。しかしママチャリにも30年近く乗ってますので、キャリア的には『サイクリスト』と自称しても構わないような気もしていました。我が家のMTBそんな私の元に赤いMTBがやってきたのは、今年の4月。やはりオフローダー仲間で、*体力強化のためにMTBライダーになろうとした友人* の元からでした。友人は筋力、持久力身に付ける予定だったのですが、購入1ケ月後に身に付いたのは、*右腕のチタンプレートとボルト* という高価なアイテムでした。このため、オフローダーも中断してしまいました(うるうる)。ママチャリの隣に安置されたMTBには、曲がったハンドルと褐色の染み(!)が付いています。でも、只より安いものはないので、そんなものは気にしません(^o^;;。バイク用の工具で、せっせとハンドル、グリップ、泥よけを取り付けて完成です
v(^o^)v。
日常の問題「後輪のリムが曲がってるから真っ直ぐ走らないよ」との忠告にもめげず、烏山商店街へお買い物に出かける私です。しかし、問題もあります。スーパーの袋を入れる籠がないのと、妻を乗せる荷台がないのです。私自身は *車とバイクと自転車2台を所有するブルジョア* なのに、私の妻は自転車にも乗れません。私は、『歩くのは嫌い・・・でも、車より入手したMTBに乗りたい・・・』で、妻を歩かせて買い物に出掛けました。高価な買い物で家庭生活に亀裂が入ることもありますが、無料のMTBでも家庭に問題が起こることがあります(?)。初出勤で揺らぐ自信体力トレーニングに燃えた、自宅からのMTB初通勤。荻窪地下道の下りで、いきなりジャックナイフを食らわしていただきました(ごっつあんです)。むむむ、MTB恐るべし(-.-;)。『自転車もバイクも一緒、土の上を走るダウンヒルなんて軽くできるわい』という思惑に、かすかな暗雲がたち込めていくのでございます。そろそろ本題へ?そういえばパレ那須のダウンヒルの話でしたね。4WD軽トラックは、荷台にMTBを載せてパレ那須の搬送路をぐいぐいと登っていきます。かなり急な林道なので、軽トラの登坂能力にまず驚くことでしょう。しかも *ナンバーがついてない=やはり恐ろしく広い私有地* なのであります(これにも吃驚)。 隣で運転しているのは「オフロードバイク」誌の元編集長・ドン森岡氏で、もう1人の管理人兼運転手・勝田さんより「かなり飛ばす」「コーナーが速い」いうことです。前日荷台に乗っていたサイクリストは、10分の搬送で「酔った」そうです。私は・・・助手席にいるので関係ありません(ふうっ)。
デビルスライドなんて恐くない(はず)「あれがデビル・スライドだよ」と編集長が指差すコースは、30度近い(?)斜度がありました。「バイクのコースだった時の1/3の距離しか使ってないけど」とのこと。しかし前日、『バイクで45度の轍の斜面 & 降りた地点に木が沢山立っている』を飽きる程下った私にとっては、もう怖いものはない(はず)です(荻窪地下道除く ^o^;;)。アスリート達頂上付近では、MTBをかついで登っている兄ちゃんが2人居ました。乗っていけと云う編集長に「いや、これもトレーニングですから」と応える彼等。MTBでの通勤を3回で断念した私には、とても真似の出来ない業です。出動、名車XR(TANGE製)10分ほどでスタート地点に到達。私の足元に置かれたMTBは、友人が持ってきたTANGE製XR250R・US仕様。HONDAの間違いちゃうか?・・・という方もあろうかもしれませんが、間違いなくTANGE製です。大阪のバッタ屋で売られていたそうです。逆車なあたり、さすが名車XRの名に恥じません。おまえのMTBはどうしたかと言われると辛いです。あれはやっぱりリムがおかしいせいか、通勤途中でチューブが炸裂してしまいました。梅雨だし、暑いし、バイクも手がかかるし・・・MTBはまだ直してません。それに、夏にスーツを着てMTB通勤するのは無謀でした。それにこの(TANGE製)XRには、約2cm弱ストロークする(かもしれない?)Fサスが付いています。D.Hには、サス付きがセオリーでしょう。パレ那須トラの穴?くだくだと書いてきましたが、ここから本当にダウンヒルです。えーと、私の前には熊笹(と思う)の茂った山肌があります。本当に山肌です。遮るものもない、ということは木の生えてない60度ぐらいの斜面。那須方面が本当に良く見えます。気の早い方はここを落ちるのか?とお思いでしょうが、そんな悪魔の所業のようなコースがあるわけはないです。それではパレ那須虎の穴になってしまいます。
落としても平気?登山道のようなシングルトラックが、この斜面を横切ってるわけですね。でも右に転べば、そのまま落ちていくことには変わりありません。そういえば今月出たレースで、セローを50mの崖下に落として、回収不能になった可哀相なお兄さんがいたなあ、とふと思い出します。40万弱を崖に棄てた彼は楽しそうな笑顔で雑誌に載っていました。一方、TANGEのXRは5万円以下・・・安心ですね。第3のブレーキを活用さて15度くらいの小道を下り始めて、いきなり前後輪フルブレーキ状態に突入してます。D.H用MTBじゃないので、お尻を引いても後輪がふわりふわりと浮きはじめ、すでに軽度のジャックナイフ状態。エンジンブレーキ効かない・・・というより当然無い(そりゃそうですね)。私はすぐさま第3のブレーキ(=右足)を突き出し、以後ずっと出しっぱなし。斜面のシングルトラックは結構続いていたような記憶があります。1回お尻が浮いたままコーナーに入って、ずるりとバランスを崩しました(どきどきっ)。至福のデビルスライド何度かコーナーをクリアした後、またえらい坂が現れます。それがデビルスライドです。路面はちょっとガレています。コースは広いが、斜度もある。昔ここでバイクのエンデューロが開かれた時に来日した海外TOPライダーは、「世界でも5本の指に入るハードなコースだ」とおっしゃったそうです。ずぶの素人が、ここを下れるなんてありがたいことです(合掌)。感謝の念を持って(うそうそ)前後輪ロックしたまま滑り落ちていく私。・・・おい、ちゃんとストロークしてんのかい > Fサス。テクニカルセクション(の横)ウェアはMXでばっちりなのに、グローブを忘れた(^o^;;。手に、がつんがつんと衝撃がきます。いやあ、本当に良く後輪が浮きますねぇ。バイクでこれだけできたら尊敬されるでしょうが、D.Hではどうもお間抜けなだけみたい。上手い人はバンクを使って、鮮やかにコーナーを抜けていきます(かっこいい)。途中にある林間コースの入り口付近にもバンクが点在しているのが見えます。ここはバンクのあるコーナーで結ばれた、テクニカルコースだそうです。
メインストレート 〜 ゴールで、気が付いたらもう最後のストレートでした。ここは一直線に下の駐車場までつながっている非常に道幅のある設計です。ここを使ってバイクレースのスタートをしていたので、20台ほどは横一線で走れそうです。DHでも上手い人なら80〜90km/hは出るそうなので、斜度と長さは想像して下さい。私にも多少学習機能が働いたので、高いサドルの後ろ、リヤタイヤの上までケツを引いて「ギャップあったら、金玉思いっきりぶつける姿勢」を取ります。この時はじめて両足をペダルの上に乗せ、ノーブレーキで走ります。重心が高いのと、バイクに比べてタイヤの接地感が薄いのと、でMTBは奇妙なぐらいに頼りない気がしますね。ただただ、無音で下っていき、下のゲート近くでブレーキ・・・終了。
ダウンヒラーにまつわる噂これでD.H全コース約3kmぐらい(?)とのことです。周りでは「5分で下った」、「俺は何分だ」という、前後サス付きダウンヒラーの方々の会話。そのくらいで降りてこられるようです。『ダウンヒラーは神経ぶち切れている』という噂は、どうやら本当のようです(^o^;。
お尻が浮くことばかりに気を取られていたせいか、私の記憶には大きな欠落が生じているようです。やはり国内最大級のD.Hコースですね。そうそう、国内最大級の証拠(?)に、奥深い山中に並んだ8つの水洗(!)便所に、あなたは感動するでしょう(私は感動しました)。野●●も辞さない覚悟で、前泊した西那須野のビジネスホテルから拝借してきたトイレットペーパーなぞ不要でした。
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